よくある風景
よく見かける風景なのですが、こうやって写真にしてみると結構不思議なもので物語を考えてしまいます。
このシートの2匹の関係は、どこから来たのか、日本人か、何をしゃべっているのか、シートベルトはしなくて良いのか、などなど・・・
そういえば、昔 家の電話が服を着ていたり、応接間のソファにレースのカバーがかかっていたり、家中の物が
ペットのように大切に服を着せてもらっていました。最初は手造りで、次に商品として売り出され、・・・
手造りのころ、いやだなあと馬鹿にしてきた私(M1)ですが、これは、日本人の新しいものに対する接し方、礼儀
みたいな物だったのかもしれません。ホントは大切な事で、ばかにした私は何か間違っていた気がします。
茶の湯の世界で大切なアイテムの代表、茶入には
必ずカバー(仕覆)がつきます。
戦国時代以前より伝わる茶入には
持ち主が変わるごとにその人なりのカバー(仕覆)をあつらえるので、
ひとつの茶入に5つのカバー(仕覆)なんてのが存在します。
また、それらを入れる桐箱、その桐箱のカバー(仕覆)、そのカバー(仕覆)ごと入れる桐箱、その桐箱ごと入れるカバー(仕覆)・・・・っとロシアのマトリョーシュカのようになって伝来されるものは、よほどの名物茶入っとされるようです。
今一番のカバーはスマートフォンのカバーでしょうか?
こんなにいろいろ発売されるのは日本くらいでしょうね。