泣く 笑う
太宰治を読んでいる年齢18-25歳くらいの頃から30歳中ごろまで”暗い”と呼ばれるものが好きでした。
歌でいえば最初の頃の井上揚水、中島みゆき、山崎ハコ、これが最終兵器と呼ばれた稲葉喜美子、そしてとどめが森田童子でした。
稲葉喜美子はポスト 山崎ハコとして もっと暗いー 歌手としてデビューしましたがもうひとつでした。”燃えてそうろう”という歌があり
よく覚えていないのですが、恋人が火葬場で焼かれている煙を見ているみたいなことだったと思います。
歌詞あまりの内容におもわず笑ってしまった事だけは確かに覚えています。
高校生くらいまで漫画を描くことが好きで、ギャグ漫画を描きながら”笑う”ことについて考える事も時々ありました。笑いの裏には弱いものいじめがあり、差別があり、エログロがあり、悲しみがあります。そうでない笑いは微笑むような事で、大笑いにはなりません。
悲しさを追求していくと笑いになり、笑いを追及していくと悲しみになるのかもしれません。