夜咄茶事 お稽古
お昼頃に茶道部メンバー集合し、前々日からお献立を考えて準備、お茶をふるったり、着物を着たりとあれよあれよと作業に追われて17時過ぎに席入りの刻となりました。
寄付の昼間の写真を少しだけ
今回席中での撮影はなし、お稽古に集中です。まず、夜咄ははじめての客人がほとんどで、昨年カイユさんと私がはじめて夜咄の茶事に行ったことがあるというほのかな記憶と、教本だけをたよりに茶事の流れをたどっていかねばなりません。はっきりと言えば”無謀”な事であります。
まさかのまさか今年やるとは思わなかったけれど、”やる”と決めたからにはがんばって付いていこうと思いました。
これがチャレンジャー杜鵑草庵茶道部員のいいところでもあるのです。何事もお稽古ですから。
正客役はカイユさん、末客 W婦人含め五人、亭主役 私M2、半東 鶴田母
カイユさんが、手燭の扱うポイントや末客の仕事などをメモに書き出してくださったので、それもありがたい事でした。
が、その前に頭は食事つくる段取りや、懐石や配膳の順序やら、果てしない障害物競争のようで、嵐のごとくやることがいっぱい。
もう許容範囲を軽く超えていました。やりながら、もう、だめだ・・・無理・・・という言葉がなんども脳裏によぎりました。水屋では私のお尻をたたきながら鶴田母になんとか支えられ、私がわけ分からなく立ちとまると、サイドでカイユさんが口ぞえフォローしてくれた結果、なんとか最後までやれた感じです。このゴールまでの遠かった事。フルマラソンを走ってる気分でした。(走ったことないけど)もう、グラグラの不安定な亭主役で皆様ほんとうにすみませんでした。
暖かく食事を出すには、作業流れタイミング、どれひとつとっても客と亭主、皆が同じひとつの気持ちにならないと成し得ないことなのだと痛感しました。
水屋にいても、席中の雰囲気や茶事の進み具合、流れもすべて把握した状態で次への段取りをしなければなりません。
ほんとうに茶事とは難しい事ですね。途中スパイのように襖の隙間から席中の様子を何度も確かめに行っていた私なのでした。
席中はできるだけ楽しく過ごしてほしいですから、襖開けるタイミングって絶妙です。自分たちは水屋で食事していてもなんだか食べた気にもならない感じでした。こんな不安定な亭主ではあきませんなー。きっぱり、敗北宣言します。
まずは基本の正午の茶事を完璧にしないと。と思いました。
あぁ悔しい・・・来年もがんばるぞ!
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