逃げる
逃げをみる。逃げる。逃げがない。逃げておく。
寸法に余裕を持たせることを”逃げる”といいます。
幅1800mm(内装では寸法をmmで言います。さんびゃく といえば300mm、せんはっぴゃくといえば1800mm、さんびゃくアールといえば半径300mm)の空間に幅1800mmのものは入りません。不思議ですね。無理やり入れると壊れるか、抜けなくなります。
そこで10mm(これまた とおみり という)くらい”逃げて”幅、1790mmにすれば入ります。
1795mmでも頑張れば入ります。1798mmだと分かりません。
10mm逃げることを 10mm盗むという人もいました。いいですねえ。1800mmの家具です、でも実際は”おさまる”ように10mm盗んで実は1790mmなんですねえ。
3000mm角の床に1000mm角の材料を9枚貼ると絶対少しはみ出ます。不思議ですね。1000x3=3000ではないのです。
3000mm幅の材料から1000mm幅のものを3つ作るのはむつかしいちょっと足りません。3000÷3=1000ではありません。お菓子のようかんは大丈夫かもしれません。
おもしろいなー
寸法をセンチメートルで言うとトーシローに見られます。
壁との隙間は目地にする(目地逃げ)方法で納める事が多いです。
ここもいかに奇麗に納めて奇麗に見えるかが問われるところです。
3000mmから1000mmを3つは絶対不可能ですね
厚さ0mmののこぎりがあれば可能かもしれません。