執念伝わる
先日の話。
丑三つ時もとっくに過ぎた朝方に寝室の窓ガラスがビリビリ震動する音ではたと目が覚めた。地震?余震?ん~でもなんか違う… 気のせいかなと思い再び目をつむるがまた窓ガラスがビリビリ震動している。遠くのほうでパタパタと音もするがなんかよくわからない。そのパタパタ音がはじまると同時に窓が震動しているみたいだ。何んだ?何の音だろう?
ずーっと続いている。なんなんだこの音は…?気持ちが悪い。 なんか嫌な予感。 こうなったら不安になって寝ちゃあいられない。というか、 どうにも眠れないよ。
M3号はベッドの上の足元でぐっすりお眠り中。 ふと、あれ?4号がいない。呼んでも来ない。
もしかすると…リビングまで行くとベランダ越しからM4号が怨めしそうにこちらを見てぎゃおぎゃお鳴いていた。
M1号さんが寝際の戸締りの時、ベランダの外へ閉め出しにあったらしいのだ。 M3号は時々被害にあっているがM4号ははじめてのことだった。夜中に開けろ開けろと大騒ぎして鳴いて窓ガラスを引っ掻いていたらしいのだ。
M3号は時々この閉め出し現場にあうが、彼は猫なのにエスキモー犬並に毛並みがぶ厚いので寒さは平気らしく諦めて冬の寒空のなかでも黙っ~て朝までやり過ごしている。かわいそうに…。
ところがところが執念深いM4号は同じ猫と言えどもやはり勝手が違っていた。
はじめての閉め出されただけに彼は夜な夜なないてわめいて必死でガラス扉を引っ掻き続けていたらしいのだ。その彼の諦めない執念がのんきに寝室で寝ていた私を起こしたのだ。 部屋に入るとよっぽどお疲れだったのかすぐに寝てしまった。
M4号の凄い執念!! 以心伝心したね!! でもちょっと化け猫タイプかも…と思いました。 こわーい!!
M1号さん曰く、M4号に一所懸命にごめんねと謝っていたが、その後数日間は彼に対する態度が冷たかったんだとか…。それは彼の被害妄想過ぎた事だと思うけどM4号の心情はよくわからない。
おれをナメルデないぞ!相変わらずこの枕くん(上海生まれ)と仲の良いM4号。
いつも寄り添っています。