お勉強会

建前上は茶事勉強会、本音は???との事で岐阜公園のそば、黄檗宗大仏殿 香芳苑で「普茶料理」をいただきました。

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京都の黄檗宗の万福寺にもある玉をくわえた木魚は有名です。これは時をつげるためのものです。

まず、普茶料理とは?
黄檗宗の開祖隠元禅師がはるばる中国からお伝えになった精進料理。普茶とは禅宗で茶礼という儀式を行いますが、普く多勢の人にお茶を差し上げるという意味をもっているところから生まれた言葉です。
一人一人に配膳される会席料理とは違い、一つの卓に数人が座して、数人分の料理が盛ってあるのを仲良く取り分けて賞味するのが特徴です。今でいう中国料理スタイルの精進料理という感じです。
気取らなくて家庭的なスタイルがいいですね。
麻腐(まふ) ・・・・・胡麻豆腐
箏羹(しゆんかん)・・野菜煮合 
冷杯(ろんぱん) ・・浸し物
雲片(うんぺん) ・・野菜葛懸
油炸(ゆじや)・・・・・味付天不羅
えん菜(えんつぁい)・・香の物

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もちろんお勉強会なので、写真をとりながらの食事。我々とにかく食べたい感情が先行しがちで、ついつい撮影を忘れます。お連れのだれかが「写真はとった?」と声かけしないといけません。(ヤレヤレ)

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精進料理とあなどるなかれ、なかなか工夫の凝らしたお料理に驚くこともありました。
この銀杏の籠、昆布で編んで揚げてました。ヒエ~~!芸細かい。
決して派手なお料理ではありません。滋味、素朴な禅の味、お料理全般は、とってもやさしいお味です。
きのこの嫌いな人にはおすすめできませんな。(笑)

来年はこんなスタイルの茶事を杜鵑草庵でできないかしら?と考案中なのは私だけ・・・?
あぁ楽しみじゃー!!夢ばかりが拡がります。


コメント

  1. ハナピー より:

    暮れの忙しい中、良い経験をされましたね〜。
    研究熱心なM2号さん きっと見事なお茶事もこなしそう。
    お茶の事考えてるとすぐ1日経ってしまいますよね?
    そのくらい頭使います。
    ちなみに今日は、『黒門庵』の掃除と新年の道具組して
    来ましたよ〜。

  2. mangrove より:

    ハナピーさん
    何事も経験する事ですよね。

    私一人でやってる事ではないので、そういう事をお話できる仲間が周りにいるって楽しいですね。HPを通して先輩ハナピーさんともお話できているのはすごく励みになります。

    ハナピーさん迎春の準備が早いですね。完璧だわ。
    良いお年を~!

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