ロボットからは脱却したけど
お茶の先生というのは、生徒さんに手取り足取り事細かに、根気よく指導してくださっています。
その熱心さには本当に頭が下がります。
お稽古をはじめた最初はなにも知らない、ホントにな~んにもできない私だったのですが、先生から一から十(いや、まだ三くらい?)まで教えてもらって、昨年にようやく宗名もいただけました。でも宗名をいただくのは通過点の点にすぎません。
なんとまだまだ ”これから” だったのです。入口に来たような?茶道とは本当に果てしない未知の世界よ。およよ・・。
思い起こせばお茶を始めた頃の一~二年間は先生の口で指示されるまま!油のきれたロボットのように ぎーこ、・・ぎーこ、・・・と動いておりました。お稽古にいくと自分が赤子のように(手はぐーのイメージ)何もできないのだといつも感じていました。わからないから、そう言われる通りにしか動くこと事しかできなかったからです。
そこから始め、数年経つとロボットからようやく少し人間っぽく動けるようになります。先生の口からは、なんとなくお茶の動作になってきましたねと言われます。
そこまできたとなるとちょっと嬉しい。自分が少し進化した事に気づけるからです。今はロボットからは脱却しましたが、時々次何をしていいか忘れて、ふつっと動きが止まります。まだまだな私です。
お稽古の時に時々先生から見て私が変な動きをすると、その場で直されますが、先生は私のお稽古が終った後からも私が何故そういう動きになってしまうのかを常々考えていらっしゃるみたいです。
少し時間がたってから(1週間ほど)、こうだから・・・こういう理由であなたの動きはおかしくなるのだということを理論的に証明してくれます。あっぱれな答えです。
生徒の私にとっては ”ありがたい”お話しです。その指導された時その場だけでふんふんと受け流していた自分だったのですが、先生からの指導をもっと真に受け止めなくてはね・・・と切に思うのです。
続けることでいろんな山あり谷あり、牛歩の歩みで今日も精進精進!!
先日茶箱の花点前のお稽古を自主練習しました。
京都のお菓子
「レース寒」と「うみのうた」
爽やかな夏!な・つ・だわー!