運を木にまかせる
この2.3日間 作ると約束していた版画を1枚と茶室の看板を作っていました。
共通することは木に形を彫ると言う事。
散々下絵を描きまくって、もーうまくいかん、もー知らん、あきらめよう、と思い言い訳を考えながら、下絵を木に貼って、えーいと彫ると、あら不思議、何か知らんけど出来てる。上出来とは言わんが、なんとなく。今回も木に感謝。
彫っているとき彫刻刀の刃が木目にとられて、勝手な線を引きます。そっちへいったらあかん、という方に勝手に行きます。
大切なところを彫ってしまったりします。しゃあない、しゃあない、とあきらめて刷ってみると、ふーん、と言う事になります。
不思議ですね、木が彫らせてくれているんですね。で、調子に乗って下絵もそこそこに”木が助けてくれる”と信じて彫ると最低のものが出来ます。大変ですけど、”人事を尽くして運を木に任せる。”のが最良の方法のようです。
きっと、木の神様が導いていらしゃるのよ。
覚悟を決めて彫ってください。(M2号)