畳と干物
先日三重県の講演の時お知り合いになった津の畳店の方がマングローブの事務所にいらっしゃいました。
畳についてはまったく知識がなかったのですが(内装屋としてはずかしい)色々話をお聞きすると(詳しくはホームページで)
干物に似ているなと感じました。10年近く干物やさんの仕事をしてるせいか、時々そのお店の干物を買ってきて家でいただ
きます。とてもおいしく、我が家ではごちそうです。
スーパーで売っているものもそこそこなんですが、やっぱりいいものは、少し高いけどおいしい。おいしい干物を食べてもらえ
ないと単に”くさい”だけで終わってしまいます。
畳についてお話を聞くと安い畳もいいのですが、どうもたたみの姿をした別のもののような気もします。本物を使ってみないと、
手入れをしてみないとわかりませんがそんな気がします。少しづつでもみんながいい畳を使えば値段も多少は下がっていく
のではないでしょうか。
無垢の木の家具もそうです。ぜんぜん興味なかったのですが、木は使って、手入れしてると愛着もでてくる、そこで初めて
他の人が作ったもののよさがわかる気がします。それじゃあハードルが高すぎる気もしますが、モノを大切に使うということは
何でもけっこうハードルが高いところを楽しんで使うことなのかも知れません。
畳屋さんの奥様から絵手紙が届きました。自分の心にも言葉が響きました。
マングローブは畳文化を応援しますよ。
タタミ・インテリアのイトウ : http://www5.plala.or.jp/igusa-ya/
茶道では、畳何目で道具を置く位置や自分のポジション割り出されています。それに沿ってお点前を進めるととってもスムーズに進むはずなのですが。。。
でも、それは京畳が基準。家も先生のお茶室もすべてが京畳サイズではないのでどうしても矛盾が生じてしまいます。
畳のヘリからきれいに1目が始まっていないし。。。
一度ちゃんとした畳の上でお点前がしてみたいです。
カイユさん
杜鵑草庵でぜひ!使えば10年は大丈夫なんですって。
消費スパンのながいお仕事ですが、いいものを永く使える日本の畳については思いの熱~い畳屋さんです。
エッ 畳の事 こんなふうな伝え方もあるんだ。
イラストかわいくて、ご主人らしくて、そして説得力がありますね。
お茶室の畳の事が、お話の中にありますが、お茶室は流儀(?)によって、それぞれ、しつらえが違うようです。
とっても気をつけて、作らせてもらってます。
私は、お茶室に限らず、どんなお部屋でも、お客様がどのような使い方をされるのか、納得のいくまで、
話し合える事が、大切だと思っています。
どうか畳を注文される時は、値段で決めるのではなく、
い草が完熟しているか。(耐久性がちがってきます)残留農薬の心配がないか、
この2点だけでも畳屋さんに聞いて下さい。
そうすると、気持ち良い空間を長く楽しむ事が出来ます。
畳ライフ ばんざい
マングローブさま ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
タタミ・インテリアのイトウのホームページの
私の好きな店 おもしろいですね。津のおいしい鰻やさんも紹介してください。