包むー日本の伝統パッケージ展
東京の目黒区美術館に行ってきました。
包むー日本の伝統パッケージ展が4月3日まで開催されています。 先代の人から学ぶパッケージデザイン展です。
ある意味衝撃でした。なんか胸ぐらを捕まれブルンブルンとゆさぶられた感じ。 自然素材でわざわざ包んだものではない。昔から使われていた素材や材料を工夫して使っていたのだと思います。 決して過剰包装でもなく素直な手わざでさらりとものが包まれる。それがなんとも斬新で潔くかっこいい!! やはり日本の「包む」っていうのは独特な手わざなんだと思いました。現在はもうこういった包装も少なくなり、 印刷ものの箱が主流になっています。この時分に使っていた自然素材のものなどは、今となっては高価な材料と なってしまいました。なんだかなぁ~・・・残念な事です。
包装というのは、カタカナや英語でパッケージという言葉で言われますが、そんな言葉では片付けられない。 この「包む」は「tsutsumu」という日本独特の文化だと思います。 日本人の「包む」には祈りや思いが 込められています。 もう一度この包む心を我々現代人は考え直す必要があると思います。 展示も竹、藁、紙、陶器など素材別に分かりやすく展示してあります。 忘れられた心を取り戻さなければ。落としてきたなにかを拾いにいかねば。そう感じた展示でした。 今の若い人たちにもこの精神性をぜひ見てもらいたい。いや見に行くべし!! 超かっこいいですよ。
目黒区美術館 http://mmat.jp/
わ〜この展示は興味深いですね〜♬
行く事が出来ませんが、図録とかあるんでしょうか?
何かの参考にしたいで〜す。
ハナピーさん
図録ありましたよ。ぜひお買い求めください。
きっと参考になると思います。
気持ちのこもった包みの文化が戻ってくることを願います。