垂井まつり&茶事(その1)
軸 薫風自南来 鶴田母 書
竹籠 山紫陽花 紫露草 鳴子百合
垂井まつりがGW中にあったので、杜鵑草庵の方を誘って人数限定で垂井で茶事をしました。
その日お客さまには垂井の家で軽く食事をしてもらい、その後町に出て垂井祭りをたのしんでもらおうという感じ。
今回は料理はお椀もそろっていないので点心で、お料理は母が手伝ってくれました。
私の今回の目標は初炭手前。杜鵑草庵から釜など少しお道具も借りて準備していきました。
お道具をそろえていくのも一辺には無理なので、ちょっとづつ少しづつそろえていこうと思っています。
母が若いころお茶をやっていて一通りの簡単なお道具もあり、灰も道安風炉もあったのでなんとかそれらしく準備はできました。まったく一から揃えていくのではないので、それはほんとうにありがたいことでした。
準備の時の1枚
T先生とこのお茶のお稽古場で数年を経て、なんとなくお道具の種類や必要なものがわかりだしてきて、そして杜鵑草庵で皆とやってる勉強会の甲斐もあって、今回は垂井でやってみようかな?というよりは、さて、どこまでできるのか?のほうが強いのですが、なんとなくやる気になりました。そして母が今懐石料理を習っているのもあって、せっかくだから料理は母にある程度まかせ、私は補佐という立場でやらせてもらいました。
お正客はカイユさん。杜鵑草庵ではいつも先頭に立って皆を指示し、亭主役を担ってくれてます。今回は初めてのお正客役ということにしてもらいました。私が亭主役です。
茶事をする早朝にカイユさんは来て、お菓子をつくったり、お茶をふるったりと、準備もいろいろ手伝ってくれました。
やはり母と私だけで準備は、少し頼りないのでありました。親子なのでなにかと衝突もするし・・・アワワ。
午後のお祭りの予定もあるから、スタートは十一時半より。
お客さまは6人です。リビングが待合部屋にし、玄関横に壷を置き水をはり、簡易のつくばいコーナーにして、外からにじり口だと思って和室に入ってもらうことにしました。
まず待合席で、桜茶を。
亭主がつくばいに水をかけて、その水音で茶事開始の合図になります。
亭主が迎付に出る 一同無言にて総礼。
つくばいで手を清め、席入りしてもらいます。
茶道口を開け主客総礼
正客の ”どうぞおはいりを ” のあいさつで亭主が部屋に入る。
亭主と正客のあいさつ問答、詰の客まであいさつが済み、
亭主 : ”勝手を見つくろい、粗飯を差し上げます”
お膳を運びます。
この時期、垂井では朝捕り筍が出まわります。筍ごはん、鮎一夜干し、鳥羽のもずくやわかめなど使って間に合わせでつくりました。
亭主 : お箸、お取り上げを (あいさつ)
酒(一献)
飯器を持ち出す
煮物椀 残念ながら冷めていたとのこと。にんじんの切り方ももう少し勘考したいですなぁ。盛り付けは肝心です。
八寸、酒(二献)ー千鳥の盃
湯桶、香物
亭主 : お湯が足りない時はどうぞお手をお鳴らしを
箸の落ちる音で襖をあけ、器をひき
亭主 : ”どうもお粗末さまでした”
正客 : ”ごちそうさまでした” 主客総礼
お膳をさげます。
蛤桃太郎
次回に続く
※※ 亭主とお正客の言葉のやりとりは、私の覚書きということでここに書いてますのでご了承ください ※※
実際はいろいろとすっとばしてしましたね~(笑)
haniwaちゃんがこんなにお茶にはまるとは思いませんでした。
一緒にお茶が出来るお友達は大事ですね!!
風炉になり2週間が過ぎました。
w婦人はお詰めをされているのですね?
ハナピーさん
そんな自分にもびっくりです。
私の母は懐石料理を習っているのに、いつも披露してくれません。
なんのためにやってるの???と思ってました。
ならばと、今回はある意味強引にやってもらいました。
私が母の尻を叩いている感じ・・・を想像してください。
自分でいうのもなんだけど、恐いムスメですよ。
前日間際までぐずぐず言ってましたが、実践しなきゃはじまらないですもの。
この日の大変さは、次回の私の姿の写真をご覧くださいませ~。
W婦人無事にお詰めしてくださいました。
何事も実践あるのみですね。
まだまだ未熟な私たちが茶事をすることに
目くじら立てる人もいるかもしれませんが、
失敗しながら覚えていくことが、一番勉強になると私は思っています。
お母様には大変な思いをさせてしまいましたが、私たちは大いに
楽しませていただきました。
感謝。
カイユさん
私たちも感謝なり。
母へは、親孝行のつもりで今回誘いました。
乱暴なムスメだろうが、どう思われてもいいのよ~。
元気なうちにいろいろやったほうがいいじゃない。
実践するといろんな事が理解できます。
料理のタイミングや言葉の掛けあう意味など。本でどれだけ覚えたつもりでも頭でっかちになるばっかり?体が動かないとだめですね~。
臨機応変に動けるようになりたいわ。