色
仕事の上でもプライベートでも考えさせられる事です。
大学時代”色彩”に関する授業で先生が”好きな色をできるだけ大きなパネルに塗りなさい”という課題を出しました。それぞれが自分が思う大きいパネルに絵の具でひたすら塗りました。きれいに塗れるかの技術を確かめるのか何かわからず言われたまま次の週に提出しました。先生は”みんなそれを持って外に出ましょう”と言い、みんな学校の中庭の芝生の広場にそれぞれの好きな色を持って集まりました。”自分の好きな色を見て、ほかの人のもじっくり見るとおもしろいでしょう。こんな大きな色を塗った事もないしじっと見たこともないでしょう”という言葉だけを覚えています。授業はそれで終わりでした。
確かにひとつの色を大判でじっくり眺める体験はそのときが初めてでした。今の仕事をするようになって大きな色の面はすごいエネルギーをもっていると感じました。匂いや、音やと同じように言葉では説明できない何かを伝ていると思います。