先月東京へ行きました。

東京での用事まずその一つ。
書の先生のグループ展を見ること。
最近書道をはじめてます。菊山　武士（きくやま　つよし）先生から手習い受けてます。

左　＜朝のリレー谷川俊太郎詩＞　　　右　＜いのち　二種　谷川俊太郎詩＞　　　　　　　　　　　

菊山先生の書はとーーっても！エネルギッシュです。先生とお話してて分かりますが、とてもお話が好きな方です。
それが書にもよく表れていると思います。これが書の個性ともいうのでしょうか？自由な作品でとても面白く興味深いです。
菊山先生は、自他共に認める「雨男」さんで、作品も「雨」で賞をとるくらい、いわく付きの”アメオトコ”です。
私は”書道”とはなんたるか、楷書の一からはじめているのでいまだよくわかっていません。茶道も同じく。
でも書いててとても楽しいのです。
先生のように、心のおもむくままに書が書けるようになるとといいな～などと途方もないことを思っています。

もう一つ、根津美術館
初めて訪れました。南青山にあり、茶道具が充実している美術館だと聞いていて一度行ってみたかったのです。
２００９年に新装オープンしたようで、３年半も休館していたのだそうだ。隈　研吾さんの建築です。
とてもかっこいい美術館でした。

正面からのアプローチ手前には、月の石舟という蹲があり、その水に清浄され、それから続いていく長いアプローチの「間」を歩いていくと、だんだん静寂（無）の状態になっていき、心静かに落ち着かせてくれてる気持ちのいい空間でした。

お庭も広大で灯篭や東洋の仏教美術の石像などがお庭の所々にたくさん配置されています。その灯篭、石像の数は半端ないと思いました。

茶室もこの広い庭園に四つあり、滝や池もあり緑豊かで静かな場所なのでした。都会のオアシススポットです。

今回の展示は、円山応挙の藤花図と近世の屏風（～８/２６まで）
茶道具類がある展示室も企画と季節にあわせての取り合わせがなされています。今回は「涼一味の茶」というテーマでした。
なかなか見ごたえのある美術館でした。季節を変えてまた訪れたいところです。

そしてもう一つ、テマヒマ展＜東北の食と住＞

東京ミッドタウン・ガーデン(六本木）の中の２１＿２１ＤＥＳＩＧＨＴ　ＳＩＧＨＴで会期中（～８/２６まで）

これからはテマヒマかけたものづくりやライフスタイルがきっと、もっと見直されてくるんじゃないでしょうか。
テマヒマかけるって、もともともっているわれわれ日本人の精神だと思うし、スピード、効率やコスト計算ばかりの商売が主流の時代ではないと思いました。シンプルな生活文化、ずっと継続していける事、もっとあると思うのです。
見直したいよな・・・便利で急ぎすぎてる日々を・・・。
お茶の文化にも通じてますよね。大事にしたいテマヒマ文化。改めてそう思ったのであります。

暑い中、とても精力的にまわった東京の用事でした。
最後ミッドタウンのガーデンでのモヒート（ミントが入ったお酒）の美味しかった事！！最高～！
よー歩いた！約１５０００歩！
お付き合いしてくれた皆様、ありがとう。楽しかったです。