糟糠之妻
先日 高倉健主演「居酒屋 兆治」1983年 降幡康男 監督の映画をたまたまTVでみる事ができた。
高度成長期の昭和時代、いろんな夢に破れながらもとある町の片隅で細々と健さんが経営する「居酒屋 兆治」で起こった出来事。
今じゃもう見る事できない豪華なキャストに一喜一憂しながら新鮮な気持ちで見入っていたのでした。
そこで健さんの嫁役の茂子が加藤登紀子でして、彼女のような女が一般的にいう糟糠の妻というんだそうな。
糟糠とは?ぬか、糟というから糠漬け、糟漬けくさい女ちゅうことなんだろうか?と思っていた。
それでもなんかこの言葉が妙に気になりはじめ調べてみたら。
中国の歴史書「後漢書」にも「糟糠の妻は堂より下さず」とある。まーえらい古くからある言葉なのねん。
意味は粗末な食べものしか食べられない貧しい時をともにした妻は、立身出世しても離縁して家から追い出すわけにはいかないという意味なんだそうだ。なるほどねぇ。
男尊女卑な意味合いも否めないが、今も昔も女は強し!と思ったのでした。