六月「空」 一章
六月「空」をテーマにしたお茶会の続きです。
今回水屋で作業する人も含めて、総勢13人が集まりました。準備をすすめていくうちに、せっかくなので、お弁当でなんちゃって茶事をしようということになりました。会をすすめる毎に、それぞれの役割分担もはっきりしてきて、いい感じで準備もすすみました。これもチームワークですね。
茶事と言っても、炭点前など細かいことは略しています。今回のメインは飛行機のプラモデルですから。
その噂のプラモデルが20機ほど待合の席にずら~っと一斉に並びました。食事とお茶は、男性陣にとってはどっちかというとオプションのようなものです。
カイユさんの叔父さん自慢の飛行機のプラモデルがこの会のために専用箱を準備していただき、多治見から前準備で運んでもらったのでした。繊細で壊れやすいものだけに、相当神経つかわれたと思います。ほんとにご苦労様でした。
当日M1号さんは到着するなり、もっていた荷物もそっちのけで、ものすごい勢いで待合部屋に入ってきて、自分で持ってきた拡大眼鏡をかけ、いきなり床に這い蹲り、一心にプラモデルを眺めていました。この場にはルーペや懐中照明も準備されておりました。
うわさでは聞いておりましたが、たしかにすごかった。コックピットの中とか再現がとにかくリアル。素人目に見てもすごいところまで、細工されています。本などの写真や資料から見て、自分でパーツも作り、再現していくのだそうだ。いやはやなにからなにまでご苦労様です。
M1号曰く、”工芸品をつくるに近い技術”なんだそうだ。詳しくは、M1号さんに聞いてくださ~い。
お客さまは席入りをしてもらい、お弁当とご飯、お味噌汁、向付けを出します。お酒も楽しみながら、八寸をお重でだし、お話しながら、お食事も楽しんでいただきました。
テーマに添って、”空豆”も入ってま~す。カイユさんこんなとこは、ぬかりありませんよ。
私たちも水屋でしっかり食事をいただきました。美味しかったです。今回は美濃吉さんのお弁当でした。こういうお弁当は気軽さがいいですね。
それから、いったん席を中立ちしてもらい、次は濃茶の準備をして、再び席入りします。
今回は長板の濃茶をカイユさんがお点前しました。水屋では濃茶の点てだしも用意しました。
濃茶を本格的に練り練り練り練り、私は鶴田母からご指導うけました。
お菓子は川村屋さんのこの会のためにつくっていただいた主菓子は”蒼穹”そうきゅうという銘がついていました。
きれいな水色の葛菓子でした。菓子屋の方が「青空でつくったよ」と言ってました。
菓子器は、美濃焼き。多治見の南窯さんがつくった織部の器。底には燕が描いてあります。
こちらのいろいろな注文に対応していただき、ほんとうに感謝申し上げます。
お道具の拝見。女性陣の微妙な視線・・・・。
ゼロ戦の飛行機プラモデルもお盆のうえに載せられ、拝見にまわったのあります。
そんなことができるのも、この茶会の醍醐味ですね。(笑)
男性陣側の拝見の様子をご覧あれ。この食いつき!!女性陣とは対照的でいとおかし~。
その後、男性陣はまた待合部屋で、飛行機シュミレーションゲームやプラモデル話を永遠にやってるようでありました。初対面な方も多かったのに、やはり同じ嗜好趣味というだけで、どこまでも話はつきないようであります。
つぎにも続く
本来ならば茶道具を前に盛り上がる「オタク談義」が
プラモデルを前に盛り上がりましたよね。
お点前や形式にとらわれない、本来のお茶会の姿にになっていたと思います。
日頃無理矢理お茶会につきあわせている「旦那衆」にちょっとは
恩返しできたかなっと思っています。
次は「ガンダム茶会」か!??
久しぶりにw婦人の姿を拝見しました〜♬
お元気そうで何よりです。
このプラモデルの完成度かなり高そうですね〜。
『空』をテーマにしたプラモデルの茶会。流石クリエイティブ。
リカちゃん人形の茶会とかもあるの?(笑)
カイユさん
ご婦人と旦那衆のこの拝見時の温度差、笑えるでしょ~~。
ガンダム、また難しそうやわ~
がちガンダム世代な私も結構好きな部類で~す。
ハナピーさん
W婦人、いきなり参加でしたが、喜んでいただけたみたい。
W婦人の旦那さんもプラモデルがお好きらしく、お仕事で参加できなかったのが残念でした。
たまには、こんなテーマも面白いですね。
ほんとに楽しくて美味しいお茶会でした
名古屋生活の幕開けに 心ひろがりました
ありがとうございました
これからがとってもワクワクです
が 皆のエネルギーについていけるかなあ。。。
MWさん
名古屋初で、いきなりのマニアック茶会に参加ありがとうございます。刺激強すぎたかも。
いつもはもう少し普通(?)な感じなんですよ。(笑)
MWさんのクリエイティブなその才能を、ぜひここでも発揮してくださる事をわれわれも希望しまーす!
いろいろな方のいろんな気持ちが合わさる唯一のひとときです。
これからも一期一会を楽しみましょう。