「汲江軒」濃茶席 その2
先日の表千家 不白流のおさらい会茶事の続きです。(季節は八月です~)
薄茶のお点前の後、別の茶室で濃茶をいただきます。
汲江軒(きゅうこうけん)という茶室は池に面したお茶室です。手を洗うつくばいも飛び石を渡った池の中にあります。
にじり口に行くまでも飛び石を渡っていきます。この他の茶室には、釣殿の立礼席もあります。
このとび石に気をつけて渡らないと、たまに落っこちる人がいるそうです。
そんなお話を聞いた後で、この日ちょうど手を洗ってから、にじり口に行こうとする客人のところに向かって「ひゅ~ん」と蝉が飛んできたというアクシデントが、蝉にかわされたご当人がびっくりで、こちらも一瞬ひやっとする場面もありました。
なに事もなくよかったです。
お席から池を見る。この日とても暑かったのですが、水をみてると心が静まりますね~。
掛物 : かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は美男におはす 夏木立かな 与謝野晶子書
花入 : 式部籠
香合 : 綾小路家伝来 伽羅「川波蒔絵」 香 : 伽羅
釜敷 : 青海波
土風炉 : 荒目板 雲龍釜
水指 : 古染付葡萄棚図水指
菓子 : 打ち水 梅屋
菓子器 :銘々皿 銀彩木の葉 小泉蔵珍
茶入 : ガラス茶入 「銀河」
茶杓 : 星の手向き 久保佐京
仕覆 : 七宝つなぎ 雪月花
すばらしいお道具の品々、これも一期一会。感激しました。ありがとうございました。
今日から、COP10の開催です。
いや~心にくいですな~
この蒔絵
わ〜水の中の飛び石、風情はありますが覚悟の上ですね〜(笑)
素敵なお茶会、お道具も何もかも目を見張る〜。
茶入れがガラスなのですね〜。ステキ☆
いつ頃の物でしょうか?
ハナピーさん
あの茶入れ素敵でした。名前の「銀河」にもうっとりしました。
現代の作家さんがつくったものとおしゃっていたような・・・?
また聞いておきますね。
この数寄建築は昔、名古屋デザイン博のときに建てられたものらしいです。管理も行き届いていて、お庭もすてきなんですよ~。