大事なもの
お正月にＭ１号さんの実家から香合をお借りした。
香合とは、これに練香をいれて初炭手前のときに炭としっしょに使う茶道具のひとつです。
炭臭さを消すために練香を焚くのであります。
萬古窯（四日市）鏡餅 香合
これは杜鵑草庵の初釜用にとお借りしたもの。M1号の亡き父、正良さんのコレクションしていたもののひとつのようです。
正良さんは茶人ではありませんが、こういった小さな香合が彼の趣味にあっていたらしく所有していたようです。実家のおかたずけをしている時にふとこういったものが出てくる時があります。M１号さんもそうだが、小さいもの好きは遺伝らしい。
こうした物が茶席で皆で拝見されているとは当のご本人もきっと驚きの事でありましょう。決して無駄にはするまいよ。
こちらもありがたい事です。深くお礼申しあげます。
先日、こんなハプニングもありました。
借りたお道具だからと大事に大事にと扱っていました。実家から家に到着し、いの一番真っ先にしまって置いたのに、その事の記憶がすっかり忘れてしまっていた私なのでした。
そんなこんなで、まわりの皆さんに多大なご迷惑をおかけしました。「ない！ない！」とさわいでしまいました。
記憶喪失な自分自身が少し怖くなりました。ほんとうにお騒がせしてすみません。反省しています。
そして先日、「志摩路」の本を義母さまから頂戴しました。
サインつきで。（無理やり？書いてもらいました）
これも大事なもの。気をつけよう！気をつけよう！忘れないでおこう。
と、ここに記しておきました。