豊田市民芸館

豊田市民芸館へ行って来ました。初めていきました。


エ~ていうような、ちょっとびっくりするような場所にあったので驚きました。でも矢作川が見え自然環境はのどかでとてもいい所。季節の良いときにまた訪れてみたいところでした。
この日は超寒かったです~~。

 

特別展 「河井寛次朗  -生誕120年記念展ー」がやっていました。~2月20日まで
愛知県では民芸館はここだけです。東京では日本民芸館(東京・駒場)が有名です。そこが改築されるのに伴い、その一部を譲りうけ、昭和58年に豊田市が建設したそうです。一号館、二号館、三号館と増築されております。裏千家の立礼のお茶室「勘桜亭(かんおうてい)」もあり、土日は300円で呈茶券が買えます。今はお雛様のお軸が掛かっており、お茶碗もすてきなもので頂けます。是非いってみてくださいね!

 

ここ最近「民芸」がまた一部の30代の若い世代に見直されているようです。以前、そんな彼らと会話をする機会がありました。私も近い世代ですがもう少しあと世代の高度成長期のまっただ中で育った彼らの目には今、民芸がすごくモダンで新鮮に感じられるのだそうだ。
この新しいと感じる感覚というのは、それぞれの世代によって違うとは思いますが、民芸を新しいと思う世代がいるって面白いことだなぁ~と私は関心しました。ひそかなムーブメントの到来ですね。昨年ブルータスという雑誌でも「民芸とみやげもん」という企画でとりあげられていたそうです。
http://magazineworld.jp/brutus/689/

M1号の両親は昭和のはじめ生まれ。ご両親は民芸がお好きだったようで、お家にはそういったものがたくさんあります。
彼はそういうもの中で生活していたのもあるのかどうかわかりませんが、自分では意識していなくてもそういったものを手にする傾向はあるようです。M1号さんの版画も父親のそういった趣味に感化されて今も続いていることみたいです。

私には民芸が新しいとかモダンとかいう感覚はありませんが、好きなものを辿っていったら民芸というものにいきついたという感じです。
でも本来民芸っていうものは基本アノニマス(無名)であるはずのものなのに、一部の民芸ものが伝統工芸作家のようにあがめられたり、一部の世界では高額にやりとりされているのはなんだかなぁ~と腑に落ちないところが若干あります。

手仕事だけでなく、今の時代にある工業製品(インダストリアル・デザイン)の中でもベストセラーといういいものは残っていってます。私はそういうのも含めそれも「民芸」の一部だと思っています。
柳 宗悦氏は民芸運動の創始者ですが、その息子さんである柳 宗理氏は今の現代に担った「民芸」という考え方の持ち主だと思います。
民芸の中では「用の美」という言葉がありますが、生活道具として使っていかないと本来の意味がないと思うのです。
デザイナーものというだけで値段をあげたりとか、なんかそういうのっておかしい。もっと一般の人が普通に使えて美しいもの、そしてそれらは適正価格であってほしいと願います。

河井寛次朗さんの作品って内に秘めた闘志みたいなのを感じます。それに比べ書は伸びやかで強い。力強い書にひかれました。
本を買ってみました。
回文ではないけれど、意味が回文みたいで面白かった。


コメント (2)

  1. カイユ より:

    寒かったね~。
    今度は春に陶芸体験に行きましょうね。
    あの穴窯で焼いてもらえるなんてちょっと楽しみ。
    それも民芸???

    • mangrove より:

      カイユさん
      寒かったね~
      京都行きは雪でながれたけど、良いところに行けました。

      またいい季節に行って見ましょう。
      陶芸たのしみね。

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