西尾の抹茶と斎藤吾朗さん

 

愛知県西尾市は、抹茶生産日本一ということは知っておりますか?海外などに輸出されるお抹茶のほとんどは西尾の抹茶なんだそうですよ。
先日、高浜市かわら美術館で「斉藤吾郎の全活動を語ろう、具」という展示のイベントでお茶もいただけるということで、その日さっそく見に行ってきました。

http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/exhibition.html
斎藤吾朗(1947年-)さんという画家は西尾出身の方です。
レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」を公認模写できたのは、世界でもシャガールとこの斎藤吾朗さん二人だけなのだそうだ。
赤を貴重にした、なんと暑苦しい絵なのだろうと思いましたが、描いてある絵の内容も非常に細かく暑苦しく描き込んである絵です。
一瞬こわいというのか手ごわそうな感じの絵なのですが、近くに寄ってみてるうちに、落語を聞いてるとその世界感にはまっていくようにするりとこの絵の世界の中に、その時代にタイムスリップするみたいな、陶酔していくような感覚に陥ります。それはそれは楽しく不思議な世界です。
モナリザの絵を模写しているときに、身近なもの、自分の故郷を描きなさいという教えがダ・ヴィンチからあったそうです。模写をするってそんな教えもあるのですね。作品というものは語るのですね~。
斎藤吾朗さんの絵はこの三河という土地を愛し、ものを愛し、母への思いが描かれています。その年の時事ネタがぎゅうぎゅうに詰め込まれていたりもします。
この赤は三河地方のイメージの赤なんだそうだ。なるほどなぁ。
そして、絵といっしょに展示されている懐かしの道具類。この斎藤吾朗さんという方、大変な収集家でありまして、その生活民具やチラシやおもちゃまで・・半端ないコレクションの数々も絵と連動しながらいっしょこたに楽しめちゃうという少し変わった展示になってます。
ほんとに「語ろう、具」とついてるだけに自然といろいろ語ってしまいます。
なんだろうぁ?この世界感。なにかどこかで見覚えが・・。そうそう、M1号さんの版画にも似てます。おしゃべりな絵なんですよね。
M1号さんのコレクションはちょっと、いやだいぶ・・中途半端ですが。この二人きっと気が合うんじゃないの?と思った私なのでした。
展示は5月29日までやっています。ぜひ見て語って楽しまれてください。

 
※※お茶をのむイベントは終了してます。


コメント (2)

  1. ハナピー より:

    知りませんでした〜。。。
    抹茶は、宇治かと思ってた。
    旅箪笥使ってますね!! 元々小田原の合戦の時に利休が
    持って行きお点前してたのよね。。。
    お茶は、娯楽だけじゃなく色んなシーンで精神安定剤になり
    そうですね!!

    • mangrove より:

      ハナピーさん
      旅箪笥はどんなお点前なんでしょうか?見たことありません。

      西尾の抹茶は以外に知られていないようです。

よろしければコメントを残してください

CAPTCHA


訪問中 :