炭のこと

お茶で使う炭はクヌギです。

杜鵑草庵では、日々皆からお稽古会費として集めた資金で炭を購入しています。半年に1回くらい。炭もお稽古用としてのものを買っています。貴重な炭です。
炭はまず、使う前に洗います。たわしなどでごしごしと埃や汚れなど水で洗い流して、天日で完全に乾かしてから使います。
炭と同様に灰も洗って使います。茶人はこの灰を大事に大事に保管して使っています。風炉と炉の季節の変わり目に洗い漉して使って、いい灰に育てていくのだそうです。灰を洗って使うと聞いて最初はびっくりした事を覚えています。
お茶をしてると昔の人は水、燃料、ものを大事にしていたんだってわかります。現代とのギャップをおのずと感じてしまいます。
お茶を通して、ものを大事に扱うことを学ばさせてもらっています。万物何事にも無駄というものがありません。
それは人生もそうだということもわかってきます。もの、出会いを大事にしていきたいものですね。

炭の断面は、とっても綺麗です。この輪切りした切り口が菊花形になっているところから菊炭ともいいます。黒光りしてなんともいいようのない自然の造形美だと思います。
これは練習用のものですが、風炉用と炉用の組む炭は使う規定の大きさもそれぞれに違います。
今後ともどうぞよろしくおねがいします。


コメント (2)

  1. いとけい より:

    それぞれに個性(!?)があって
    みんなすごくかわいいね♪

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