沙羅双樹
京都の右京区花園妙心寺内にある東林院へ沙羅双樹の花を見にいってきました。
沙羅の花はこの梅雨の時期の朝に咲き、夕には散りゆく「一日花」です。
どうしてこの花が気になったのかは、前回大徳寺で行った月釜の茶会に参加した際、利休が植えたという沙羅双樹の小枝でつくられた風炉先を見てから、沙羅双樹という木が気になっていました。家に帰って調べていたら、一日しか咲かない花だということ。そして丁度いいタイミングで「沙羅の花を愛でる会」というのが6月の期間限定で見れることを知りました。(6月15日~30日まで)
それで今回は沙羅双樹を見に行こうという事になったわけです。
「平家物語」より
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・・
とうたわれている沙羅双樹の花です。夏椿とも言われている白い花です。
そんなはかない花だとは知りませんでした。そして花自体も見たこともなかったもので。
白い椿のような花がたくさん咲いていました。たしかにその花、夏椿といわれることはありますね。
花首ごとぽとりと落ちるようで、木の足元にはたくさん終わった花が落ちていました。その落ちた花にも不思議な余韻が感じられます。
「沙羅の花を愛でる会」は毎年この梅雨の時期だけ催されているらしく、この花を見にたくさんの人が訪れていらっしゃいました。
東林院では沙羅の花を見ながら、お茶もいただけます。っと言っても人ごみの中でせわしなく頂きました(笑)
このときばかりにと和尚の説法会も延々と続いておりまして、暑い中とっても密度の濃い~空間でありました。
”形あるものは必ずこわれて行く。形美しきもの永遠に保てず ”
今日なすべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことがよき一日を生きる道ですとはお釈迦さまの教えです。
生かされている自分に悔いなく、一日毎日を大事にしていきたいものですね。
東林院では、頼めば別室で精進料理もいただけます。
以外にたっぷりとした量の食事で驚きました。じゃがいもで沙羅の花が~。どれも大変美味しかったです。
食事に通された大部屋の壁や床や柱などいろんなところに禅語の掛け軸や額がたくさん掛かっておりました。
食事をとるお膳のとこにも説明書きと・・・ありがたい言葉がたくさんあるんですが、そんな一遍に見せられても頭が整理されないよ・・・あっち見てもこっち見ても・・・挙句の果てに、” えーい ちょっとうるさすぎるわい ”と私は思ってしまいました。イケマセンヨネ~。
家に帰って、今になり、やっとこうして冷静になって頭の整理をはじめました。
はーやれやれ。やっとアップできました。。
精進料理、名古屋人の私の口に合う濃い味でした。
それにたっぷりの量。油で揚げてあるものもあるので
カロリー的にも結構あったのではないかと思われますね。
このくらいのボリュームがないと若いお坊さんなんてやせ細っちゃうだろうな。
っと納得した次第です。
精進料理とは薄味で量が少ないものかと勝手に思い込んでいましたが、
どうやら違ったみたいで、大変良い経験になりました。
今月は祇園祭の後祭り「花傘巡行」を見にいきますか?
日曜日ですけど。
カイユさん
祇園祭り、すごい人なのかしらね~?
カイユさん、長々の運転お疲れさまでした。
そして、カイユ家のご飯一式誘拐してしまいごめんなさい~。
暑い中満喫した日でした。
わたしも精進料理はおかゆとお漬物レベルかと思ってました。
あれは贅沢な料理ですよ。
家のお師匠先生が、やじきたという、かき氷屋さんがおすすめと言っておりました。あまり紹介されてないそうです。
祇園祭りも夕方から観た方が楽だと言ってましたよ。
kaz-hagさん
あの暑いとこには氷がよさげね~。