残暑茶会(その二 )
濃茶お道具。この日のお道具は、風炉、雲竜釜、そして、この日にあわせてedo禅さんが圓能卓を納品したばかり。
圓能卓(えんのうじょく)・・・裏千家十三代圓能斉好の棚です。
「鐵中茶話」によると、丸卓と四方卓の長所をとって圓能斉が好まれたあり、また天丸地角といって、古くは天は丸く、地は角という思想からもこの棚を好まれたそうです。(淡交テキストによる)
風炉、炉ともにつかえる棚です。
本来は桐材ですが、栗材のりっぱな棚でした。素晴らしいお仕事であります。
まったりとした濃茶をのんで頂きました。どろりとした濃茶に少し驚かれていた方も。
この日は、フランス人のお客さまもいらしていて、お道具にも少しフランス志向のものも取り合わせて使っています。
茶入れは大海。茶杓がガラス製。ところどころに涼しさを感じてもらう仕掛けになっています。
この夏、滋賀の佐川美術館の帰り、長浜に寄った時にカイユさんが黒壁スクエアでもとめた茶杓です。
透明のガラスに金粉がながれるように入っっている素敵な茶杓でした。取り扱いに要注意です!
そして一度席を改めてもらい、次は薄茶席の準備です。
今回正客をつとめてくださったアキ姐さん。うまく皆をとりまとめてくださいました。彼女はもうすぐお子が生まれます。大きなお腹でのおつとめご苦労様でした。
茶会もこのあたりの時間までくると、初対面だったお客様どうしの会話もうちとけた感じになってきます。水屋にいる私たちも、お客様どうしが和んでいく様子が感じ取れます。そのあたりも、茶会って面白く感じるとこですね。
薄茶席は、冷たい趣向でやらせていただきました。
見ての通り、銀瓶は熱くないです。水指に氷を敷きそこに銀瓶をのせてあります。(あっー!!銀瓶の口が逆向きでした)
こちら勝手のお道具アレンジです。
八月はわれわれ茶道部、茶箱練習月間です。ちょうどM2号「雪」のお点前をやってる真っ最中ということもあり、茶箱「雪」のお点前で冷たいお薄を出しました。ここで「雪」をやるのは、偶然にも必然だったようです。お客様にもよろこんでいただけたようです。
お菓子は大阪粟玄の「和洋」、名古屋美濃忠の寒天菓子「花顔」
抹茶氷を皆で食べました。氷に和三盆の蜜をかけ、濃茶をかけ、W婦人特製あずきのせです。
お代わりの氷にミルクをトッピングしたり、あずき氷にしたりと男性陣にも好評でありました。
こうして楽しく茶会はおしまいになりました。
来ていただいた皆さま、どうもありがとうございました。
最後の氷も美味しかったですね。
楽しいお茶会でした。
うう~言い出しっぺが、欠席ですみません!
来年またやるなら誘って下さい!
kaz-hagさん
そだよー!言いだしっぺさん。
来年ももちろんやりたいです。
氷おいしかったですね。
次回は白玉も入れたいわ。