中川運河キャナルアート
今ではもう使われなくなった名古屋唯一の運河である中川運河が現代アート発信の場所として変化しつつあるようです。
その名の通りcanal=運河のアート 今回は再生プロジェクトno.1として始まったようです。
そこで「みづき茶会」があるってよ~ということを聞きつけ行ってまいりました。
名古屋駅から南東の位置にある名鉄山王駅を降りると、もうすっかり暗い時間でした。日が沈むととたんに方向がわからなくなるM2号少し迷いました。
人通りも少なくて歩いての道は少し恐かった。道しるべ的な誘導サインがほしかったかも・・・。
通りがかったスーツを着た若者に道を聞いたらば、その人たちもそこに行くのだとの話。少し安堵してその人たちについていった。
運河沿いの倉庫の壁にデジタル掛け軸(DK)が写しだされているのが見えてきました。
その壁の絵が万華鏡のようにカラフルにいろいろと変化してしていくようです。長谷川 章さんという人のアート作品です。
このDKはとても幻想的で美しかった。
これが掛け軸となり、それを背景に水辺では舟も浮かび歌や踊り、そして野点茶会席が。
なんと現代的な雅な世界なことか。
初日のオープニングということで、大村知事や川村市長もこのみづき茶会に参加されていたようです。
川沿いの地面に畳が2畳敷かれており、そこには茶箱 月点前のお道具が配置されていました。
この茶箱月点前とは、敷き板の上でするお点前で、お香も焚いたりとお茶の世界が簡潔に、尚且つ総合的に楽しめる雅な趣のある美しいお点前です。
この日の催しにぴったりな取り合わせですね。
お菓子の銘は「澪つくし」。水面にうつる月の表現してあり美味しいお菓子でありました。
私たちは畳席の後ろに準備してあったパイプ椅子の運河が良く見えるであろう最前列に陣取りました。
目の前にDKを眺めてお茶を一服頂きたかったから。
畳席の側では関係者各位の人たちがわさわさ集合しだして畳席をぐるりと人が取り囲み写真撮影がはじまり、そうこうしてるうちにそのまた関係者らしき人たちのあいさつや雑談が始まり、いつまでもたっても人の壁が私たちの前に立ちはだかっていました。
見えませんと文句も言えず、その人壁がはけていくのをじっと待っているしかありませんでした。
まだ茶会の催しは続いているはずなのに・・・・やってる内容もレベルが高く、とても素晴らしいのに・・・まねかれた客側も主催者側ももう少し配慮してほしいよなぁ・・(ブツブツ)そんな悔しい気持ちを少々不満に思いながらその場をあとにしました。
畳席とそれを端で見ているギャラリー席側との距離が近過ぎなんじゃないのかしら?
まぁ第一回だしね。これからもますます楽しみなキャナルアートに期待しております。
中川運河キャナルアート : http://www.canal-art.org/
このサイトの運河の写真がとっても綺麗です。覗いてみてね。