生の力
昨年末のエピソード2
名古屋能楽堂でパンク歌舞伎を見に行きました。音楽も舞台も大変楽しく見せていただきました。
今回の演目は「リア王」でした。クリスマスの時期に能舞台でシェイクスピアとは粋ですな~。そして役者は歌舞伎メイクですり足で音楽はパンクとカブイてます。名古屋発信の演劇もなかなかやるもんです。
音楽は、ライブがいい、とか、舞台がいちばんだとかいう話をよく耳にします。”そうやろうけど見に行く暇も金もなーいもん、どうせ東京でしか見れんのやろ。おれはテレビで十分”と心の中でつぶやきながらそんな話を聞いています。そんなてきとーな私(M1)でも、このパンク歌舞伎や落語などほんとにたまに生で見て感じるのは、”生には何か説明できないエネルギーが出ている”ことです。
”躍動感”なんて言葉に言い換えるとつまらなくなってしまいますが、体を一生懸命極限まで動かしている姿を見るとそれだけで”おー”という気持ちがあふれます。
店舗のインテリアの色を決める時”太陽光線で見ないとほんとの色がわからない”と思いできるだけ自然光で見て素材を決めていた事がありましたが、よくよく考えるとどうせ蛍光灯の下でしか見ないのだから”蛍光灯の光”でみないと意味がありません。つまりバーチャルな世界がリアルなんだというややこしい事になってきています。
リアルから受け止める感情はあまり意味がなくなってきているのでしょうか。もったいない。
家から徒歩3分くらいの大濠公園内に能楽堂があり、年初に野村万作親子共演がありました。
久々の能楽堂。狂言や舞を見ながら日本の動きのある所作の綺麗さと
衣装も含めてうっとりしてました。
ハナピーさん
私、能舞台で能を鑑賞したことがありません。
一度は見なければ!
でも能舞台ってシンプルな構成でよく考えられてるな~って思います。