アール・ブリュット・ジャポネ かわら美術館
愛知県高浜市のかわら美術館で「アール・ブリュット・ジャポネ」が4月6日からはじまりました。(6月3日まで)
2010年春から2011年初頭までフランスのアール・サン・ピエール美術館で開催した展覧会なんだそうです。
これが予想以上にすごく面白かったのです。
福祉とか養護とか障害とか、そういう言葉を頭の中からすっかりとっぱらって、素直にこの作品たちと向きあって見てください。
とても純粋で生々しいアートです。
1枚の絵にかける情熱、執念、強迫?彼ら独自の完結された表現方法に見るほうは圧倒されます。
ストレートな表現、それが自由で楽しく、愉快な作品群となっています。ナンセンスの極地というのか、お笑いの世界に結びつきます。
笑い→軽蔑の意味あいではなく、チャップリンの笑いの世界に近いというか?それでいて美を感じさせます。
彼らの描かないといけない衝動にかられるというのは、ものすごいエネルギーのようで、どれも力強い作品です。見てわかります。
岡本太郎さんも”芸術は爆発だーっ”て言ってましたよね。まさにそんな感じ。見てるこちらも興奮しました。芸術って素晴しい。
彼らの作品を見ていると、既成概念とかそういった柵(規制)がないのだ。健常者といわれる自分たちのほうが、余計な柵や既成をつくりすぎて自分を縛りこんでいるんじゃなかろうかと逆に感じてしまいます。
下田たかひろさんの「いくらのパジャマ」 好きなものに囲まれて眠りたいという考えからできたもの。そうとうにインパクト大です。
これ着て寝てみたのかな?どんな夢みたんだろう?むふふ
色合いもとてもかわいいし、これ製品にしたら売れると思うのに・・・ほしい。おとなりに展示してた「かぼちゃのてんぷら」パジャマ(私はアボカドと思った)にも人気投票に1票入れたい感じですね。
作品も300点以上、63人によるのこれらの日本の作品が芸術の都パリの人たちを魅了したとは、なんとも愉快爽快じゃないですか!
日本でも、もっとたくさんの人に見てほしい展覧会だと思いました。とてもわかりやすいかと思います。
生きてる芸術です。是非ぜひ、かわら美術館まで足を運んでください。
かわら美術館 : http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/detail.php?id=292
今朝、シャワーを浴びていたら、浴室の曇った鏡に水滴がとび
その無数の水滴に、私の顔がさかさまに写っていました。
今までは気にもとめなかったのですが、アート ブリュットのようでした。
画面いっぱいに顔を描く人いましたよね。
カイユさん
あったね~。あのほがらかな笑顔たくさんの絵。
その鏡に映った水滴のイメージもなんかわかる!
彼らは、日常のそんな些細なできごとを記憶して描いていくのかな?それにとっても鮮明だし。超面白かった~。