初!歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)
歌舞伎を見に御園座へ出掛けました。演目は「仮名手本忠臣蔵」
M2号にとっては、初(祝!)歌舞伎でありました。
昼の部と夜の部と通してある長い長~い演目です。
が、私達は後半の夜の部から見ました。忠臣蔵なのでだいたいストーリーは分かっています。
市川團十朗が大石内蔵助(ここでは大星由良之助という)をやっていました。
2階の席からだったので席から舞台が遠かったー。
でもでも、家から持ってきた、その場には決して似つかわしくない迷彩柄の双眼鏡(わが家にそれしかなかったの
~(ToT))が大変役に立ちました。(有料で貸し出しもありました)
それと初心者にはなんともありがたい事に有料イヤホンガイドがあったので、それも借りました。
見所や、言葉の解説等をしてくれるので分かりやすく観賞できるのですが、見たり聞いたりせねばならないのが、とちと忙しいー。
でも、とても面白かったです。
まずはじめての歌舞伎の感想は?と聞かれれば、なんとなくドリフを感じました。同行したお連れさまも同感みたいでした。
だって生まれてから、世間ではじめて受けた娯楽の洗礼は「8時だよ~!全員集合!」だったのだから。こう思うのは仕方のない事ですよ。
でも、歌舞伎が当時の庶民の娯楽だったならば、時代は違うが存外間違ってはいない気がしますけど。歌舞伎好きな私の母にこれを言ったら呆れていらっしゃいました~(笑)
日本古来の伝統芸能に向かってこう言うのは大変無礼かもしれないのですが、だから、歌舞伎が受け入りやすかったのは間違いないです。
もちろんドリフみたいに最後にセットが崩壊したり、チャンチャカ音楽は歌舞伎には決ーしてありませんが、大道具や演出の見せ方など基本の骨組みは歌舞伎のやり方を真似ていますね。もちろんしっかり笑い所もありますしね。
配役では團十朗さんの重みのある存在感たっぷりの由良之助もなかなかですが、それとは対照的な足軽役の若者の橋之助さんも独特の華があり、とてもかっこ良く見所でした。遊女役の福助さんもそれは見事な女っぷりでした。
当時の昔の生活習慣や所作、風俗もなんとも興味深いです。
役者の大袈裟な立ち回り、セリフ、色鮮やかな衣装とかすべてにおいて日本の芸能は「型」なんですね。死に方もかっこいい~!なかなか死なないのが気になったけど・・・。
「型」って美しい。改めてそう感じました。
素敵ニッポン!をまた発見です。
最近、自分は外国人なのかしらと感じるほど日本文化の事を何もわかっていません。でもそれが自分の中ではまた新鮮な事であり、知りたい欲求がフツフツと沸き起ってます。やはり百聞は一見にしかず!ですね。見るひとそれぞれに感じ方も違うから、それもまた楽しい。
また機会があれば行ってみたいです。
この前大江戸で呑んでたら橋之助さんともう一人が入ってきましたよ。
向こうは私服で、僕は着物で。
不思議そうな顔してこっちをがん見してました(笑)
イマジンさん>
橋の助さんにどう思われたのかしら?おもろーい。
是非、そのお姿で歌舞伎の型を真似てみて~!
↑のイラストのように、洋服でやってもなんも魅力も感じません。
着物って見えてない部分が色っぽいさを感じるのかね~?