初炭手前を見る
自主練習の日、杜鵑草庵に行ったら、入り口に看板がいい感じに設置されていました。
おぉ!いいじゃないですか。それっぽい。(どれ?)
この日は初炭手前(しょずみてまえ)を見せてもらった。お茶を点てるその前に、釜で湯を沸かすための大事な作法の一つです。
いつものお稽古では、先生がいつでもお茶が点てられるように、この炭手前の部分は省略されますが、ここに来たらまず炭をおこすとこから自分たちでやらねばいけません。ここでは面倒くさいとは思わないようにしています。文明の力はいつでも借りられる便利なこのご時世ですが、あえて面倒くさい事をやるのがいいのだ。面倒くさいもつづける事で当たり前になっていく事を節に望みます。
カイユさんに説明を受けました。
風炉と炉では炭のサイズも違います。
今回は、炭の名前を覚えました。
銅炭(どうずみ)、丸毬打(まるぎっちょ)・割毬打(わりぎっちょ)、輪銅(わどう)、丸管炭、割管炭、点炭、枝炭
こんなふうに組んで、初炭手前がはじまります。(白い枝炭が若干たりないのですが・・ご了承ください)
それぞれ炭に名前がついているという事は、それぞれに決まった役割と形状と寸法があり、置き方にも手順があります。
丸毬打、割毬打という炭は丸管炭(まるくだずみ)を中心にして、左側に置く炭の事です。
ここで、それについて少し話がそれますが、私は左利きなんです。小さい頃、大人が私の左利きを見て「あなたはギッチョなのね」と言っていました。何故ギッチョなのか意味を知らずこの年まで生きてきましたが、ここにてその「ギッチョ」という語が、こんなお茶の世界で使われていたなんて!へー!ほー!っと大変驚いた私であります。
ギッチョってなぜか差別用語とも言われますがね。なぜなんでしょう???お稽古をしてると、こういう発見と驚きがよくあります。なにげなく使っている言葉の意味をより深く知ることができます。なんせ無知なものですから・・・。
それぞれの炭を決まった手順に炭をおいていきます。これがまた巧く炭に火がついていくのですよ。シンプルで合理的! なんですよね~。
最後に炭の匂いを消すための香木を置き、焚きます。その香木を入れる入れ物を香合(こうごう)といい、この香合をこの籠へ組むための香合炭という名の専用台の炭があります。これは風炉にはいれません。そして、この香合は客席へ拝見に出します。
拝見とは・・客が飾り付けや茶碗など亭主の道具の取り合わせを見せていただき、亭主のおもてなしの心に触れ事・・・なんだそうです。(本からの引用)
この日は濃茶の平点前をやりました。干菓子は岩おこしでした。
こんにちわ〜。初炭手前ですね!
最近では、お稽古の時は、かなり省略されていますね〜。
私も以前、亡き先生から炭手前は特訓されましたが…
炭の名称が、私達の流派とは少し違うみたいです。
もうお茶事なんかはされましたか?
ハナピーさん>
茶事やってみたいです。ゆくゆくは・・・。
たぶんなんちゃてになるでしょうね。でもまだまだ、ず~と先のことなのかな~?