京都 瑠璃光院

母の誘いで、京都の瑠璃光院の茶事へ行きました。

 


母と今回カイユさんの代わりに急遽参加してくださったHさん
ご無理いいましてすみませんでした、そしてご一緒していただき、ありがとうございました。

  瑠璃光院は左京区の山と渓谷がある八瀬という地にあります。
古来は「矢背」とも記されていたそうで、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が当時の釜風呂で傷を癒されたと伝わっており、平安時代から貴族や武士の保養地だったのだそう。(パンフレットより)
ここ近年に春と秋の季節限定(それぞれ約二ヶ月)で一般公開されるようになったようです。寺域は一万二千坪と広大で数奇屋造りの書院は中村外二、庭園は佐野藤右衛門一統の作なのだそうです。
「喜鶴亭」という三条実美公ゆかりの由緒ある茶室があります。今回茶室は見学のみ。

それぞれの広間で濃茶、薄茶、点心と頂きました。
お部屋の窓から見えるお庭が、ほんとうに素っっ晴しく新緑の美しい絵画を見てるようでした。
書院二階の広間で薄茶を頂きました。二階の窓から見える景色は、楓の葉だけが拡がっています!新緑が窓一面にパノラマ状で眺めることができます。これが秋の紅葉の季節なら、またどんな美しい景色なんでしょう?いつまでも眺めていたくなりました。
お道具は、お軸の「水せんせん」という言葉どおり、この季節らしい爽やかで清々しい取り合わせで、釜や棗にも水紋が入っていました。
了入の楽茶碗や堺の湊焼という古い珍しい茶碗など数々の由緒あるお道具を拝見させていただきました。

 

お庭は「臥龍の庭」、「瑠璃の庭」「山露地の庭」と三つあり、最後点心を頂いた部屋は「瑠璃の庭」を拝見しながらのお食事でした。
その庭がほんとうに美しくて神々しかった。苔が絨毯のように拡がっており、奥の岩場から苔の間をぬってせせらぎが流れています。
岩の水場からモリアオガエル(?)の泣く声が聞こえ、日光で苔が光り輝き、その反射した光りが縁側にまで写りこんでいるのでした。
浄土の世界を表現したという「瑠璃の庭」にだただた魅了され、清々しい空気の中で美味しい点心まで頂いてきました。
贅沢な時間を過ごしました。

後々調べると、このお庭はある気候条件が整うと瑠璃色に輝くのだそうです。どんなだろう?夢のような世界ですね。
景色だけでもご馳走なのに、こんな場所で茶事ができるなんて素敵な事でしょう。連れてきてもらって、母に感謝です。
ほんとうにありがとうございました。

秋の季節にまた訪れてみたいところです。


コメント (2)

  1. いとけい より:

    美しいわねぇ~

    お二人さまも景色も・・・♪

    • mangrove より:

      いとけいさん

      ほーんといいとこだったわよ~。空気が澄んでる。
      京都駅からも電車やバスでも便利に行けるよ~。

      是非行ってみて!

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