お屠蘇つくり講習
12月のある日、やまとたちばなのお屠蘇つくりの講習に参加するために女四人衆が集まりました。
ひとりは、アロマテラピストをしてるTさん。先月に石神神社をおまいりして、海女小屋体験もして、海女の家五左屋で、やまとたちばなの香りに興味を惹かれた方。さすがに精油など香りを使ってお仕事されているだけに興味は尽きないようです。
一人はお着物生活がもう10年になるというはごろもさん。
普段から着物で橘柄を知ってはいるが、やまと橘というものを実際に見てみたいという興味があって参加。
一人は、趣味が染色や織など自然素材やお料理にも興味があるW夫人、昨年さしあげたお屠蘇をのんで香りのよさに驚かれていました。
そして、私と。
自分も含めて皆さま鳥羽はビジターではなく相差にも行ったことがあるというリピーターさんたちです。
早朝に、皆を車に乗り合わせて名古屋を出発し、まずは伊勢市二見にある御塩殿神社を参拝しました。
伊勢神宮の御塩づくりをしている場所で、夏の時期に御塩づくりが始まります。秋の十月五日に御塩殿祭りが行われます。
境内に御塩殿、御塩汲入所、御塩焼所が並んでいます。塩浜からすぐの場所です。
ここで海水を汲んできて煮詰めて荒塩をつくり、その塩を土器の型に入れて焼き固める堅塩をつくる作業をします。
できた堅塩は御塩道を通って(今は車を使います)外宮へ運ばれます。
御塩は神様のみけ(食事)や祓い清めにと、神事にはかかすことのできない御料です。
歩く道がきれいに履き清められていた神社でなんとも言えない爽快感と清い空気を感じたのでした。
訪れて見たかったところのひとつでした。
ここに来れてよかったです。また御塩殿祭りにも行ってみたいですね。
お昼は鳥羽のパールロード沿いの牡蛎小屋で煙に巻かれ、煙が目に染みて痛くて痛くて。大泣きしながら牡蛎を食べました。
もーしんどかったー!恐ろしく煙い!!
私は海女小屋体験のほうでのお食事をおすすめします。
皆さん泣きはらしたような顔だったので、その後コメダ珈琲で一度仕切り直し、午後からお屠蘇つくり体験へというスケジュールでした。
商工会議所辺りの植栽にやまとたちばながいくつか植えてありますが、なぜか実がなってるのはぽつぽつ。育ちがわるいのでしょうか?
とはいえ、実際の橘の実がなってる様子がわかったので、よかった事です。実がなるのは今の時期だけです。必見です。
やまとたちばなは、答志島の桃取地区にある22本の木のうちの2本だけが県の天然記念物の指定を受けています。
鳥羽商工会議所にて鳥羽あこや会(旅館組合女性部)の女将さんたちといっしょにお屠蘇つくり体験をしました。
皆さんお綺麗です~
お屠蘇のスパイスのいい香りに癒されました。
こちらではお正月に鳥羽の旅館で宿泊されたお客様のみにふるまわれるようです。
最近ではこのお屠蘇を楽しみに宿泊されるお客様もいらっしゃるそうで。女将さんからそんな話も伺いました。
たしかに。このお屠蘇美味しかったのです。今まで飲んだことあるお屠蘇は苦くて薬っぽい味ですが、とても爽やかです。
昨年差し上げたお友達にも好評でした。
これらとは別でやまとたちばなのお屠蘇散包みが今年から販売されています。限定数200の稀少な屠蘇散です。
東京(六本木ミッドタウンのワイスワイス・tools)と鳥羽で販売されるそうですよ。
鳥羽に遊びにいかれた方はぜひ相差の海女の家 五左屋でお求めくださいませ。
昨年のお屠蘇つくり体験の記事 : http://www.mangrove0618.com/archives/16601
伊勢方面へ旅される大体の方は神宮参拝するのが主な目的であって、日帰りなら神宮を参拝したらほぼ1日は終わってしまいます。
時にはイベントを含めてこんな風に伊勢・鳥羽を違う目的で巡ってみる旅をしても楽しいかもしれませんね。(楽しいですよ)
私も鳥羽観光客のリピーターの一人です。ほとんどが日帰りです。今年は仕事も含めて50回以上も鳥羽に来ていたみたいです。行くからには自分も少しは楽しみたいので勉強がてらという口実でいろいろと巡っています。でもまだまだ未開拓地域はあるようです。
鳥羽も奥が深いのだ。
と言いながら、皆を引っ張り連れまわしてしまった私です。
皆さま~、1日長~いお付き合いありがとうございました。
マングローブのお屠蘇包み(特別仕様)はこんな感じです。
特別仕様のお屠蘇包みに入れたの
差し上げたら 皆感激してくれましたよ〜
なんだか私も誇らしい気分(笑)
ほんとに楽しい企画を色々ありがと!!
これからもたっぷり伊勢と鳥羽を一緒に楽しませてね
MWさん
持ちつ持たれつ。こちらこそ、いつもお世話になってますよ。
皆様の喜ぶ顔があるって私も幸せな気持ちです。
いろんな人の反応が私の原動力となります。これからもどうぞよろしくです。