初釜その2
お稽古に行ってるT社中の初釜も終わりました。
毎年の事でありながら、こうして初釜を迎えられるのはありがたい事なんだとつくづく考えさせられます。
先生の周りでなにかあったりしたらやれないことだし、それに向けて先生がいろいろと準備される労力を考えても初釜とはほんとうにほんとうに大変な事です。
この日は普段顔合わせできない先輩方ともご一緒できる時。先輩方はさすがに慣れていらっしゃって皆様手際や動きが素早い、素晴しいなぁーぼーと見ていたら、「あからさまにこっち見ないの」と横からT先生から指摘される私たちでした。
そんなとこもしっかり見られているのです。先生ってするどい。そして配慮の足りない私たち。初っ端から小さくなるのでした・・・・とほほ。
一年目、二年目、そしてもう数回とT社中の初釜に来ていますが、年々見えてくるものや違うことを発見をしたりします。
きっとそれは自分自身の変化もあるけれど、私自身まだまだ浅いのだなーと自覚させられます。
台子でお点前でお濃茶を頂きました。心を込めて練ってくださった濃茶の味はまた格別です。
普段お稽古で先生から言われている動作ひとつひとつが、あぁこういうことなのね。と初釜で先生のお点前を見ることで腑に落ちます。
先生も生徒側も緊張する貴重な時間です。
花器:志野焼き 曙つばき・とさみずき
薄茶のお席は花月の「数茶」をして遊びました。楽しい時間を過ごしました。
さぁさぁ初心に戻って、T先生今年もどうぞ厳しくご指導お願いいたします。