南伊勢 鯛の養殖現場
先日、三重県南伊勢市迫間浦の鯛の養殖場を見学させてもらいました。
南伊勢市は昔、度会郡南勢町だったとき(今は南伊勢町)に、友人がここの船越出身で彼女の実家に遊びにいった事があってそれ以来20数年ぶりにこの辺りを訪れる事となりました。みかん畑も途中たくさん見たし、気候もおだやか。観光地化されていないのどかな自然の風景が心まで開放されます。前回に訪れた感じとやはり同じ感覚を思い出しました。今も変わってないんだな。やっぱいいところです。
ここ最近は鳥羽の太平洋沖の海ばかり見ていたので、五ヶ所湾の穏やかな海辺がとても新鮮に目に写りました。
琵琶湖みたいに、波が穏やかなんです。そしてこの日は風は冷たかったのですがお天気がよくて、海のまた違う表情を見せてもらったように感じました。
大将の大宝丸で五ヶ所湾中にある鯛の養殖場まで連れてってもらいました。
鯛を育ててる人の姿ってのを初めて見たかもしれません。私たちは猫を飼っていますが、彼らもその時の体調によっては餌を食べなかったりします。鯛もそうでいろいろと体調管理しないといけないみたいです。体が傷ついたりしても死んじゃったりするそうなのです。魚ってのはデリケートなんですね。動物飼うのと同じで大将が鯛に愛情もってそう語っていらしたのが、印象的でした。
この何万匹もいる鯛の体調の様子を見てるんだ。そんな事がわかるってのがすごいですね。プロフェッショナル!
鯛に対してさすがに愛はないかもしれないが情がこもってるんだ。皆様、心して食べねばなりませんぞ。
囲った枠あみの中で鯛はぐるぐると回遊してました。
体の模様にあるピンクやブルーの斑点が太陽の光りで海上からでもちらちらキラキラと見えてとても綺麗でした。
年数で大きさも変わるので、小さいのから大きいのまでを大きさごとに分別してあります。
中には50cm以上もある大きな鯛もいましたよ。
東北沖大震災では、南伊勢市内の養殖場の打撃も凄かったらしく相当の被害をうけたそうで、中には仕方なく養殖業を廃業にした人も何人もいると教えてくださいました。
海は繋がってますものね。私たちがこんなところから震災復興の応援ができるのもきっと今までのご縁から繋がってったことなのでしょう。
マングローブも南伊勢の事を見守りながら楽しみながら、少しずつちょっとづつ関わらせてもらおうと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。