お堂の照明
高校の同級生の志摩の大王町Aの住職のHさんが本堂の耐震工事をしました。
これを機会に仏様への照明計画をもっとありがたさが感じられるものにしたいという依頼があり計画がほぼ完成しました。
基本的には、お堂のもともと光源があったと想像されるところと、機能的に必要なところ、演出的なところに電球を配置しながら最低照度を保つすることと、電球の光源が見えないことがポイントとしました。
特に仏様の顔は、能面と同じで光源の位置で顔が変わります。仏師は光源がどこにあることを想定して作ったのか聞ければすぐ済むことですがそうはいきません。
太陽光線の元か、お堂の中なら低いろうそくの光か、また、提灯のように低い高さか迷うところですが結局上部からのぼーとした照明にしました。
“照明計画とは影を計画すること”ですが、むつかしい。