良寛さんに習う



先日徳川美術館で良寛さんの書の展示を師である菊山先生と書道部の方々で拝見しに行きました

人にあてた書簡がこんなにも軸装になっているなんて、本人が知ったら恥ずかしかろうやと思ってしまいます

教科書に出てくる程度であまり良寛さんの事はさほど詳しく知らずにいました

大人になり はじめましての事だったかもしれません

拝見して
とてもいい書でした
風通しよく みていて気持ちがいい

今草書を書きはじめているので、更に新鮮な気持ちで彼の書に向き合えたのもあるとおもいます

ユーモラスな書もあり、良寛さんのその人となりがうかがえました
周りの人たちが良寛さんに何か書いてもらいたいがために品々を贈っていたのがわかります
托鉢をしながら飄々とした方だったのだろうな
素敵だわ~良寛さま

その後、新しい場所での菊山武士(きくやまつよし)先生の書道教室でした
今年から書道部はtunaguさんで第二、第四土曜日午後からやっております いつでも見学可能です
https://tunagu-shop.com/

今年初の書き初めは漢詩 草庵雪夜作を菊山先生に手本を書いてもらいました
ものすごく間をあけてゆっくりと書く事を意識します

草庵雪夜作

首を回らせば七十有余年
人間の是非 看破に飽きたり。
往来の跡は幽かなり 深夜の雪
一炷の線香 古窓の下
良寛

最晩年の良寛さんの作品です
良寛さんにはなりきれないけれど、せめて気持ちだけでも習いたい そんな心持ちで次回も続けて書く予定です


よろしければコメントを残してください

CAPTCHA


訪問中 :