金魚養画家 深堀隆介 名古屋個展
深堀さんには、私たちの結婚の記念品にと金魚酒を依頼し制作して頂いたことがありました。
今では、我が家の家宝になっております。あれからもう、5年たちますね～。しみじみ。
マングローブのHPは昨年の６/１８に開設しまして、じつは結婚記念日に合わせていました。だからといってはなんですが、毎年この時期はいろんな気持ちがざわざわしてしまいます。
ぐだぐだと前置き長くなりましたが、深堀さんの個展が今年も名古屋で開催されています。
東京の個展のものとは違った内容になっております。近くに寄られたらぜひ覗いてみてくださいね～。
ギャラリーIDFで開催の個展のご案内です。
『麗微動-Libido』 – りびどう –
・期間 2010年6月12日（土）～7月4日（日）
・場所 ギャラリーIDF
http://www.gallery-idf.jp/idf-japan/top.html
・map
http://www.gallery-idf.jp/idf-japan/top.html
・時間 11:00～18:00
＊金曜日は、20:00まで
＊最終日 7月4日（日）は、17:00まで
初日・6月12日（土）
16:00～18:00 パーティー
麗微動 ～libido～
金魚の発情期は壮絶なものだ。春になると雄は、体中にエネルギーをみなぎらせ、雌を追いかけまわす。水槽の中で、昼夜問わず何日も追いかけまわすその姿は、いつもの彼ではない。何かに取り憑かれたようだ。雌はところどころ鱗が剥がれ落ち、体を傷つけながらも必死に逃げ回る。そして、いつしか雄を受け入れる。
金魚のこれはリビドー（性欲）と呼べるのであろうか？ でも確かに、あの時の彼は僕の中にある
リビドーと同等に見えた。「女性崇拝と凌辱」。僕の中の二つの欲情が溶け合いスパークして崇高で麗しい金魚（命）が生まれる。そうして描かれた金魚は微かに動いている。幻覚ではない、そこに生きているのだ。
深堀隆介