花月自主練
先日、杜鵑草庵で平花月のお稽古をしました。
まず花月とは?
七事式の中のひとつで、花月、且座(さざ・しゃざ)、廻り炭、茶カブキ、廻り花、一二三、数茶と七つある事で七事式といいます。
表千家 如心斎と流祖不白が考案したもの。
やり方としては、五人一組の集団稽古として行います。折据と札を使用します。部屋は八畳の間でやるのが理想です。その折据の中に五枚の札が入っており、花の札は茶を点てる人、月の札はお茶を飲む人と役札が決まっています。
ある一定の決まった動きの中で、折据を席にまわしたり、戻したりしてその札の役にあたった人はすぐに対処しなければなりません。折据が回るたびにその役が決まるので、臨機応変に役に対処し、またその動きが滞りなくできるように学ぶのが目的のようであります。
今回集まった人はまだ数回しかやったことがない人とはじめての人もいらしゃるので、前回やったのを思い出しながら教本をたどりながらのお稽古でした。
T社中の大先輩方はお稽古とはまた違った日に、この花月のお稽古をしていらっしゃいます。この花月は五人一組で行うので、メンバーが五人そろわないとお稽古ができません。T社中のわれわれも近々、いずれは花月はやる事になりますので、(強制ではありません。やりたい人は師匠に志願できます)その前になんとなくざっくりとした流れだけでも頭にいれておきたいのです。でも、小習いくらいまでのお点前ができないと花月はやれません。
この花月は普段しているお点前のお稽古とは違い、お点前というよりかは体の動きを重視するお稽古です。お部屋に入り、人が立ったり座ったりと忙しく人が動きまわります。
左右の手足の判断が苦手な私には、足の動きさばきに慣れるには、ちょうどいい訓練なのかもしれません。
T師匠は花月は楽しいといいます。確かに実際身体を動かしやってみるとゲームのようです。
花月には「花月百篇 朧月」という言葉があり、花月を百回やれば、お茶というのものがなんとなくおぼろげに分かるというものらしいです。花月以外にも炭をいれたり、花や、お香、和歌を詠んだりといろんな事を身につけていないとできないお稽古なのですが、たぶん花月を百回やっても朧月にもいかないような気がしてます。T師匠はよく「お茶は総合芸術です」。といわれる意味がなんとなく七事式にあらわれているように感じます。
とりあえず、言われる通りに百回はやってみなくちゃね。その先の答えを感じてみたいお稽古です。
今回の主菓子 亀末廣うすらひ この時期だけつくられる季節菓子です。
黒砂糖餡のすっきりした味わいの生菓子でした。 菓子器は春慶塗り
南坊流には、花月はありませんが、くじ引きのような感じですね!!
役割分担が決まるという事はそれなりの経験をつんでないと
出来ないんだ〜。
M2号さんもお茶にどっぷりはまりましたね〜♬
お茶って最終地点が見えないから面白いのよね〜。
『うすらい』綺麗なお菓子ですね。
ハナピーさん
花月システマチックでおもしろいですよ~。(もっとすらすらできればの話ね)たぶん流派が違っていてもやれそうな感じです。
たぶんハナピーさんならすぐできると思います。
T師匠の初釜のとき、いつも数茶というのをやります。
これは大人数でもできるものです。楽しかったので、早く花月のお稽古がしたいです。