八月の杜鵑草庵(前半)
八月のある日、カイユさんの知り合いの方が、アメリカ人の来客がくるので、お茶でおもてなしをしてあげたい、との要望で茶事をすることに。
私もお手伝いで参加しました。
「和敬静寂」
和・・・調和 敬・・・敬愛 静・・・清く静か 寂・・・体験して自ら語る
という意味なんだそうだ。(ハナピーさんから教えていただきました)
今回は気軽な茶事ということで、皆さん浴衣で出演。正客であるアメリカ人のJKさんも浴衣に着替えての参加です。
以外にすんなりと浴衣着こなせてましたね。着心地はどういうものなのでしょうか?
今回も前回と同じく、お弁当をとりこんな暑い時期なのでお素麺を出しました。カイユさんセレクトで徳島産の素麺なのですが、腰があり、すごく美味しかったです。
その後、私M2号が長板薄茶のお点前をしました。
長板のお点前に水差しの蓋を葉蓋にして、”涼”の演出。葉は”石蕗(つわぶき)”を使いました。
それぞれお道具の取り合わせは、自分でテーマを決めて見立てなさいと鶴田ママから指令が出ていました。
今回拝見などは省略していて、お客さまにはその場で説明できませんでしたが、ここにて少し説明を。
テーマは「煌き」です。
水面のきらきらした煌きを表現したかったのです。
水差しは金魚に葉蓋
棗は黒漆螺鈿細工
お茶碗は青磁で。
現代美術作家、深堀隆介さんの「金魚酒」の作品も拝見できるよう床に飾りつけしました。
お菓子は、広島の共楽堂さんの「ひとつぶのマスカット」
岡山県産のマスカットを求肥で包んださわやかなお菓子です。
こういったものは、本来お茶事で使うお菓子ではないみたいですが、ちょっと変わり種な季節のお菓子ということにしてご了承ください。
そして、後半に続く~。
色紙掛と、お弁当箱といい、テイストを揃えられて素敵で〜す。
升の中は、本物の金魚?
取り合わせが面白〜い。
涼を感じさせるお茶のお稽古、私も茶事をしたくなりました〜。
やっぱお茶って贅沢な時間だけどハマりますね!!
ハナピーさん
深堀隆介さんの「金魚酒」という作品です。
枡に樹脂を流し、そこに金魚が描いてあります。
以前の金魚酒の記事
http://www.mangrove0618.com/archives/6705
ハナピーさんもぜひ茶事をやってください。
楽しいですよ~。
いちいちステキ♪
言葉が適切でないかもですけど・・・(失礼しました)
いとけいさん
杜鵑草庵にいちどおいでください。
一人ではできない事だし、皆で協力して” このとき ”を作り、そして” このとき ”の気持ちを皆で分かち合う。お客さんも含め、それぞれの気持ちがひとつになれるって、すごい楽しい事だね。
まだまだなんちゃってだけどね~。